名東区薬剤師会は、お薬と健康に関する様々な活動を行っています

学校薬剤師について

日本における「学校薬剤師」の誕生は、昭和6年5月北海道小樽市で委嘱されたと言われている（学校環境衛生活動教本第２版より）。
現在の「学校薬剤師」は、平成21年4月施工された「学校保健安全法」の法律のもと、学校医、学校歯科医と同等の資格制度の範疇にある。
「学校薬剤師」の業務は、学校医と協力して学童が安全・安心して勉学に、食事に、運動に、健やかに過ごせる環境衛生を司る、大切な仕事と言える。
現在の「学校薬剤師」の大半は、名古屋市教育委員会から委嘱を受けた薬剤師が、「学校薬剤師」として、多忙の中以下に掲げる検査を年間を通し実施している。

１）飲料水水質定期検査
２）プール水質定期検査
３）保健室の定期検査
４）教室の夏期空気定期検査
５）ホルムアルデヒト及び揮発性有機化合物（voc）検査
６）騒音夏季定期検査
７）照度の定期検査（１０月と２月）
８）給食調理場衛生検査
９）騒音冬季定期検査
１０）教室の冬季空気定期検査
１１）市立幼稚園砂場細菌検査
１２）ネズミ・衛生害虫等の検査
１３）給食調理場衛生調査（小学校給食用、中学校スクールランチ用）
１４）毒物、劇物、危険物の管理指導

上記の検査のほか、学校によっては年/1〜2回外部の父兄などと保健委員会などがあり、学校側、学校医、学校歯科医、学校薬剤師とPTA等との意見交換が行われている。
概略のみを列記したが、「学校薬剤師」が関わる業務は計り知れないと思われる。

名東区支部長　久保田 浩揮

令和6年度　学校薬剤師名簿・担当先